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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第34章 私立リアリン学園!13時間目~レイヴィス~




「不当なやり方、ね。でも、それが、『開国派』だとしたら?」


「開国派………」


「そのためには、多少強引なやり方も必要だし、犠牲者が出るのも仕方ない」


「アーサーと同じことを言うんだね。学園改革に賛成するように言われたの?」


「別に改革なんかどうでもいい。俺は、長年、この学園で学びたいと思ってた。けど、いつだって狭き門で。そんな時、アーサーが介添えしてくれたってだけ」


………どっちにしてもアーサーは、恩人なのだ。改革に興味なくても、何かを頼まれたら嫌とは言えないだろう。レイヴィスも有意義な方につくって言ってたし。つまり、レイヴィスはアーサー側だと思って間違いない。



「俺が弱みを握られてるとでも思ってる?」


「そう取られても、おかしくないよね」


「だから、俺のことも警戒してるわけだ?男子宿舎でも誰かの何かを調べているところだった?」


そう言われてギクリとする。

………やっぱり、宿舎から出て来るところを見られてたんだ!

それがアーサーに伝わったら、アルバートとの繋がりがばれる。彼の立場が危うくなる。そうなると、停学では済まなくなるかも―――。

『アーサーには黙っていて』などと、自分から言ったら、墓穴を掘ることになりかねない。

けれど―――。



「昨日も言ったけど。俺には関係ないから」


どうしようか迷っていると、レイヴィスが小さく呟いた。







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