• テキストサイズ

【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第34章 私立リアリン学園!13時間目~レイヴィス~




「つまらない掛け合いしないでくれる?単にマイン先生口説きにきたわけじゃないんだろ。何しに来たんだよ。俺に用事?」


「ご名答!今朝、言い忘れたことあってさ」


チョイチョイと指でこちらに来るようにと促されて、レイヴィスが静かに立ち上がる。



「時間惜しいんだけど」


「ご心配なく。二分で済むから」


二人が廊下に出ると、カラカラとドアが閉められ、私一人が部屋の中に取り残された。



何、何?私に聞かれたら困るような話なわけ?

………これは、聞かないと!



急いでドアに張りつき、耳を澄ます。

ボソボソとした話し声は聞こえるけれど、内容までは聞き取れない。



う~~っ、残念!!



ブウッとふくれて、机に向き直る。

まあね、盗み聞きなんてよくないもんね。それに、二分で済むって言うからには、そんなにたいした内容じゃないよね?

すぐ目の前の日本史の教科書に目を落とす。

所々にアンダーラインが引かれていて、書き込みされている。ポイントをしっかり押さえていて、無駄がない。綺麗な字で見やすいし。

しっかり勉強してるんだあ。感心する。

と、その脇にペンケースとノートやファイルが重ねて置かれている。

その一番下にあるのは………青いファイル。



今朝、アーサーから受け取っていたファイルだ!

これに、陰謀計画が記されているんだ。

そうとわかったら、見るしかないでしょ、絶対に!!







/ 978ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp