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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第34章 私立リアリン学園!13時間目~レイヴィス~




「じゃあ、次は………」


「もう三十分経った」


「え、もうそんな時間?あ、でも、ゴメン。ここだけ………」


レイヴィスは、教えかけのページを無情にもパタンと閉じ、サッサと帰り支度をする。



「じゃ、また明日」


「………うん、お疲れ様」


そうして、そのまま風のようにあっという間に部屋を出て行ってしまった―――。

そのあまりの早さに呆気に取られる。

教えてる途中だったのに………。

小首を傾げて、レイヴィスの去って行った方向を見つめて立ち尽くす。

なんだろう?何かそんなに急ぎの用事があるのだろうか?

でも、そうだよね。時間の決まった約束なら、遅れるわけにはいかないもんね。



それはそうと、とにかく有意義な三十分だった。レイヴィスにとってもそうであったはず。







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