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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第34章 私立リアリン学園!13時間目~レイヴィス~




バチリ――ッ。



そんな感じで目が合ってしまって………けれど、すぐに逸らされた。

時間内に学園の外に出る生徒がいるとは思ってなかったから、ここで誰かに会うなんて想定外だ。

どうしよう。私が宿舎から出てきたのを見られていたかも―――!?



その男子生徒は、まっすぐにこっちに向かってくる。



「どこ行くの?」


校舎内に出てはいけないという規則はないから、注意する必要はないのだけど、あえて声を掛ける。



「宿舎に忘れ物」


彼は、歩みを止めることなく伏し目がちに短くそう言って、どんどんと近づいてくる。



「あ、私はね、リアリンマートに買い物に行ってきたとこで………」


………って、聞かれてもいない言い訳を始める。

スッとすぐ横を通り過ぎて行ったと思った瞬間、足を止めてこちらに向き直ったので、驚いて息を呑む。



「リアリンマートに行ってきたんだ?それで?何買ったの?」


さっきとは対照的に、ジロジロと私を不躾に眺めてくる。



「えっと」


急に聞かれて焦る。

切れ長の目の奥は、強い光を秘めていて、吸い込まれそうだ。

ジッと見つめられて、今度は私の方がいたたまれなくなって、視線を逸らす。

両の拳をキュッと握って開く。







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