第33章 私立リアリン学園!~アルバート~ 情熱編
その奥に触れたい。
だが、しかし―――!!!
グッと歯を食いしばって、起きあがる。
「えっ、今度は何?」
突然起きあがった俺を、小首を傾げて不思議そうに見つめるリリカ。しかし、それ以上にたわわなオッパイに目を惹かれてしまう―――。
バッとメガネを外し、ベッドの隅に投げ捨てるように置く。
「俺は何も見ていませんっ!!」
「へ?」
彼女が息をする度に揺れるオッパイの輪郭がおぼろげになった。表情さえもよくわからない。
メガネを外したことをすぐに後悔する。悟られないように右手だけをシーツの上で滑らせ、メガネを探す。だが、もうすでにどこにあるやら行方知らずとなってしまっていた。
「すみません。キスまでと思い、次は生オッパイを拝むまでと思っ………いえ、その、なかなかストップがかからないので、つい、こんな………。あの、一体、どこまでなら、してもいいのですか?」
「そんなこと聞かれても………」
戸惑いながら、彼女も上半身を起こす。それと同時に距離が近づき―――。
マズイ。
プルン、プルンと左右に、ゆ、揺れてる。生オッパイ。
メガネがなくても見えてしまう!
右手に掴んだシーツを持ち上げ、二人の間を隔てる。彼女も状況を察したようで、あっ、と短く声を発し、シーツを受け取ると、身体に巻きつけた。
助かった。これでゆっくり話ができる。惜しかったとも言うが………。