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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第33章 私立リアリン学園!~アルバート~ 情熱編




クチュ、クチュ………。



激しさを増していく水音が、部屋に響き渡っていく。このイヤらしい音を俺とリリカが生み出しているのかと思うと、余計に気持ちが高まっていく。

キスとは、こんなにイイものだったのか………。

深めれば深めるほどに、貪欲に欲しくなっていく。



「ん、んんっ………」


トン、トン。

胸元を叩かれていることに気づき、唇を離してリリカを覗き込む。



「も、ダメ、苦し………」


顔を歪ませ、はぁはぁと荒い息をついているのを見て焦る。



「す、すみません。つい、夢中になってしまって。大丈夫ですか?」


フルフルと首を横に振られる。

それは、つまり、大丈夫ではないということか?

けれど、まだ足りない。彼女のこの甘い唇をもっと味わいたい。

しかし、これ以上のキスは、呼吸困難に陥らせてしまうだろう。

行き場を失った唇を、ギュッと噛みしめる。



「リリカ」


どうしようもなく切なく、その耳元で名前を囁く。

その瞬間、リリカは、ビクビクと悩まし気に身体を震わせたのだ。



な………っ、俺、今何かしたか?

今の反応。こ、これは、まさか………か、感じているのか………?

耳が感じるだと?

あ、いや、確か、耳も性感帯なのだ。というか、女性はすべてが性感帯になりうると聞いたことがある。

唇へのキスが無理でも、ココならいいだろう。







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