第33章 私立リアリン学園！～アルバート～　情熱編

発熱でもしているのではないかと思われるほどに顔を赤く染め、目を大きく見開いている様は、それだけで感情を揺さぶられる。



―――触れたい。



無意識のうちに、彼女の頬に手を添える。と、その小さな肩をピクンッと震わせた。



「かわいい反応をするのですね。もっと、見てみたい」


ツッと、その白くなめらかな頬に手を滑らせる。

そうすると、あろうことか、その仕草につられるようにリリカは、ゆっくりと目を閉じたのだった。



もう、止められない、止まらない―――。




リリカの肩に手を置き、抱きすくめるように身体を引き寄せ、唇を重ねる。

そのまま反転させ、ベッドへと押し倒す。

びっくりした顔が、一瞬、視界に入ったが、かまわずキスを繰り返す。

下唇を喰むように沿わせると、その小さく開いた口から吐息が漏れる。

たまらず、吐息ごと奪うように深く唇を貪る。



「ん………んっ」


隙間から漏れ聞こえる声に煽られていく―――。

気づけば、その唇の隙間に舌をねじ込ませ、口内へと侵入していた。

ツルリとした歯に、歯茎。熱い粘膜。すべてを舌で辿っていくと、やがて、驚くほどに熱い舌に触れる。

その舌を更に求めると、拙い仕草ながらも、誘うように絡め返してきた。