• テキストサイズ

【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第32章 私立リアリン学園!12時間目~アルバート~




自分の趣味の詰まった本棚を見られたくないって思ってるのかな。

あ、もしかして見られて困る本があるとか!?

………それって、もちろん、アレだよね。


エッチな雑誌!!


急に来たんだし、男子宿舎に女子が入ることはまずないから、そういう本が無防備なトコに置いてあってもおかしくないもんね?

好奇心に駆られてアルバートの背後から再び本棚を覗き込む。

そうしているうちに、ふと、一番下の端にある数冊の雑誌に目がとまる。

他の本とは明らかに毛色の違うカラフルな背表紙。



あれ、これ………なんか見覚えがある―――。



そう思ったら、身体が勝手に動いていて、その背表紙に指を引っ掛けていた。



「………なっ、それはっ、触らないでください!」


「えっ、きゃっ」


アルバートの焦った声に驚いて手を離すと―――その雑誌は、バサリッと私達の間に広がった。



「これはっ」


あわてふためきながら、一冊の落ちた雑誌を抱えあげ、後ろ手に隠すアルバート。

けれど、私の視線は、本棚に残されたそれ以外の雑誌に釘づけだった。


「か、勝手に見ないでください」


「どうしてここに?これ、アルバートの本棚だよね?」







/ 978ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp