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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第32章 私立リアリン学園!12時間目~アルバート~




「生徒会の方は順調なんですか」


アルバートがミシェルに話しかける。



「顧問が脱線してばかりでイライラしますが、とりあえず順調です」


アーサー………脱線しまくってるんだあ。


「まあ、ゼノ様のことですから心配ないとは思いますが、何かありましたらいつでも言ってください」

「あ、俺もいるの忘れないでね!ゼノ様のためなら、なんだってやるからね」

「貴様に頼ることなどない」

「え~、そんな言い方ないよ~。俺、ゼノ様をお守りするために飛び級したんだし」

「貴様がいなくても俺がゼノ様をお守りする。まったく。普通に進級していれば顔を合わせることなどなかったのに」


二人とも、とてもゼノ様が好きなようだ。



「アルバートとユーリって兄弟みたいだね」


二人の微笑ましいやり取りを見て、思ったままを口にする。



「なっ」

「え」

「こんなヤツと兄弟!?どこをどう間違ったら、そんな発想が生まれるんですか!」

「本当だよ~。俺だって、こんな兄貴やだ」


そんな二人の反応に、つい、クスッと笑ってしまう。



「ほら、そういうところが。仲いいよね」


「なっ、あなたは、一体どういう思考回路をしているんですか?ここは、笑うところではありません」


アルバートがムキになるので、私はますます笑ってしまう。







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