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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第32章 私立リアリン学園!12時間目~アルバート~




「覚えてるかい?そういえば、あの時………」


そうして、二人は思い出話に花が咲き始めた。



この二人って、いつからの知り合いなんだろう?

太宰さんの年齢からユーリの年齢を引いて、ユーリの飛び級した年数を足したら、何年留年したかがわかるってことだよね………。

そんなことを考えながら、なんとはなく二人の間に佇んでいた。





それから少しして。


「遅れまして」


その声と共に、控えめに引き戸が開いたのだ。



「………なっ、貴様、ここで何をしている!?」


まだ入口に立っていたユーリに向かって、声を荒げるアルバートの姿がそこにあった。



「何って。俺、今日から、かるた部。よろしくね、アル」


「何のつもりだ?何故、今になって、かるた部に入ろうなどと思った?」


ユーリに詰め寄るアルバート。



「お昼のアナウンス聞いてピンときたんだよねー。あ、これ、きっと、マイン先生が顧問になったんだなって。これから放課後が楽しくなるな~って思ったからさ」


「つまり、貴様は、マイン先生目当てで、かるた部に入ったということか?嘆かわしい!」


アルバートの勢いをものともせず、いつもの調子の笑顔なユーリ。

………対照的な二人だなあ。








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