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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第32章 私立リアリン学園!12時間目~アルバート~




こうして、毎日が慌ただしく過ぎ去っていった。

そして、とうとう―――。



「テスト問題の提出は明日の朝です。先生方、締め切り厳守でお願いしますよ」


朝から、ジル教頭の厳しい声が職員室に響く。

最後の追い込みで、殺伐とした空気の中、私は一人涼しい顔だ。



カタカタカタッ。


よし、プリント!


ウィン、ウィ~ン。



少し離れた場所にあるプリンターから、リズミカルに用紙が出てくるのが見える。


足早にプリンターへと近づき、仕上がりを確認する。

うん、いい出来!

再び席に戻り、ジル教頭宛にテスト問題のデータを送信する。

カチッ。

完了!



仕事をやりきった晴れ晴れとした気持ちで、胸がいっぱいになる。

と、ジル教頭がおもむろに立ち上がるのが目に入った。



あれ………こっちに来る?

今のデータ、なんか不備あったのかな?

あ~~ん、せっかく終わったと思ったのにぃ!



「マイン先生」


「はいっ」


うわ、やっぱり、私だあ。



「古典のテスト問題、確かに受け取りました。とても良い出来ですね。よく頑張りましたね」


「ありがとうございます」


やった!褒められた!

妖艶な微笑みにドキリとしつつも、丁寧に頭を下げる。







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