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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第32章 私立リアリン学園!12時間目~アルバート~




「マイン先生の………それは、癖かい?」


「え?」


「そうやって、じっと見つめるのは、誰にでもそうしているのかな?男は単純だからね、そんな目で見られたら勘違いしちゃうよ」


「………っ、そんなつもりはないです」


「そう。じゃ、気をつけて」


そう言って立ち上がると、私の頭に軽くポンと手を置き、去っていった。



隠れ家で会って以来、シドの容態を聞くために話すようになって、それから時折、相談にのってもらったりしている。

ジル教頭にシドとのことを咎められた時、事情を知っていたにもかかわらず、そのことに触れずに私を慰めてくれたこともあった。

安心できる雰囲気があって、つい何でも話してしまう。いつだって親身になって話を聞いてくれる、優しいお兄さんといった感じかな。



大きな手の感触が残っている。

ロベール先生から見れば、私なんて、まるで子どもなんだろうな―――。







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