• テキストサイズ

【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第32章 私立リアリン学園!12時間目~アルバート~




「マイン先生、調子はどう?なんだか難しい顔をしているね」


「あ、ロベール先生」


しかめ面をしている私を気にかけて、声をかけてくれたのだろう。


「はい、苦労してます」


苦笑しながら正直に答える。



「見せてごらん」


ロベール先生は、空いている隣りの席に座ると、先ほどプリントしてみたテスト問題に見入っている。



「全体的なバランスは良いね。この、問五は、もう少し難易度を上げてもいいんじゃないかな。平均点をあと二点ほど下げたいところだね。それから、ここは………」


的確なアドバイスに、呆気に取られる。



「ロベール先生、古典できるんですね?」


「日本文化が好きで、独学で勉強してた時期があったからね。この学園では、古典は基本教科だから、新任の頃に古典も任されていたんだ。テスト問題を作ったこともあるよ」


「そうなんですね。あの、ありがとうございます。お忙しいのに、すみません」


「こういうことなら、いくらでも頼ってくれていいよ」


落ち着いた雰囲気のロベール先生。

画家でもあって、美術評論家としても活躍してるって聞いたことがある。

あ、それに、医師の資格も持ってるんだよね。

それに加えて、日本文化にも詳しいなんて。

博識なんだなあ。

思わず、尊敬の眼差しで見つめる。







/ 978ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp