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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第32章 私立リアリン学園!12時間目~アルバート~




「そうだったんですね。では、せっかくの機会なので頑張ります!」


なんだ、よかった。安心した。楽しく伸び伸び、か。それなら得意分野だよ!



「このようにお忙しくなるところ恐縮なのですが、顧問の件でお話があります」


「顧問?」


そうだ。アーサーに生徒会の顧問を奪われたままだった!もしかして、生徒会に復帰できるって話かな。そうだったら、いいな。



「次は、かるた部の顧問をお願いしたいのですが」


一瞬で、期待は砕け散った。

生徒会じゃないんだ………。

ま、あのアーサーが、『はい、お返しします』なんて、簡単に引き下がるようなことはしないか。

それは、もう仕方ない。割り切らなくちゃ。

で、この学園では、必ずどこかの顧問を請け負うって決まりがあるんだよね?

じゃあ引き受けるしかないよね。



「えっと、かるた部、ですか?」


「ええ、かるた部です」


「かるた部って………あ、百人一首とかやるんですよね?それなら、私、古典が専攻ですから、ちょうどいいですよね!私、適任じゃないですか!」


かるたって、部活として成り立つんだあ。意外と面白そう。

目を輝かせて、ウキウキとそう言うと―――。







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