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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第30章 私立リアリン学園!~イケヴァン・アーサー~ 情熱編




表情を伺うことができないけど………こんなアーサー初めて。

いつだって強気で、自信に満ち溢れているのに。

これが、彼の本当の姿なの?

―――そうだよね。誰だって弱い部分がある。普段は、それを見せないようにしているだけ。いつだって、いろんな仮面をつけて本心を覆い隠しているのだ。



「俺、カッコ悪い。失望させちゃったね」


「ううん。そんなことないよ。だって………私も初めてだよ、こういう気持ち。うまく言えないけど」


「マイン」


顔をあげたアーサーの瞳は、思いのほか優しくて。

そっと、頬を撫でられる。

されるがまま、ウットリと身を任せる。

そんなアーサーを抱きしめたい―――なのに、できない。

自由がきかない身体を嘆きたくなる。



「ね、これ、解いて?」


ウネウネと肩を揺らして、控えめに頼んでみる。

けれど―――。



「う~ん、どーしよっかな。このままの方が、感じてるみたいだからさ」


あ………もう、いつもどおりのイタズラな笑みに戻ってる。

頬から離れていく手の平が、ゆっくりと下降していき、鎖骨を撫でる。

首筋に舌を這わせ、耳に頬に瞼にと、あちこちにキスの雨を降らせる。



そして―――唇が重なる。

すぐに深く激しくなり、お互いを貪るようにキスを交わす。



「んっ、んんっ」


その間にも腰の動きは速められていき、あまりの気持ちよさに意識が飛んでしまいそう―――。







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