第30章 私立リアリン学園!~イケヴァン・アーサー~ 情熱編
「はっ、ぁんっ」
ピクンと身体が跳ねる。
楽し気な笑みを口元に浮かべながら、真上から私を見下ろしている。
「イイね、その声」
ツンツンと交互に先端を突く。
そうして、今度は親指と人差し指でキュッと摘まむ。
次第に、摘む力が強くなり、ギリギリと二つの指で潰されていく。
「ふ、ぁんっ………っ、ぁあ、やっ、痛いっ!」
「これくらいしないとね」
「やっ、い、痛いのは嫌ぁ………」
「優しくシテほしい?」
耳元で囁かれる。それは、ゾクリとするくらい艶のある声―――。
肩を震し、涙ながらにコクコクと頷く。
「怯えた顔もそそられるね。イジメ甲斐あるな」
「!?」
顔が離れたかと思うと、腰にアーサーの手が触れる。
グイッとスカートのファスナー部分が引っ張られたかと思うと―――。
ビリ、ビリ、ビ―――ッ!!!
激しい音を立てながら、スカートが引き裂かれていった。
ビ………ッ。
続いてショーツが裂け、それらは乱暴に床に投げ捨てられる。
「あ………ぁ」
あまりの恐怖に、叫び声も出ない。
一糸まとわぬ姿にさせられたのに逃げ場もなく、ただその場に転がっているしか、すべがない。
この柔らかいソファに沈みこめたらいいのに―――身体をほんの少し押し込んだくらいで、もうこれ以上隠れようがない。