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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第29章 私立リアリン学園!11時間目~イケヴァン・アーサー~




「あれ? マインとセバスチャンって、ずいぶん仲がいいんだね?」


応接室のドアがいきなり開いたかと思うと、アーサーの姿が目に飛びこんできた。



「………!!」


慌てて口をつぐむ。

………今のって、聞かれてないよね?



「ねー、セバスチャン。マインは、俺のモノだから口説くの禁止だからね?」


「天変地異が起こっても、私がマイン先生を口説くことは、まずないかと」


「ちょっと、アーサー!私はアーサーのモノなんかじゃないから!それに、セバスチャンは何?天変地異が起こってもって!?失礼なっ」


二人を交互に睨みつける。

と。

アーサーとセバスチャンは、顔を見合わせて同じように小さく笑う。



「ほんっと、カワイイよね」


「からかい甲斐があると言うものです」


あれ、なんだろう。この和やかな空気。この二人って………意外に仲良し?



「何?キョト~ンとしちゃって」


アーサーが笑いながら言う。



「なんか、二人が前からの知り合いみたいに見えるんだもん」


「知り合いだよ。ついでに言うと、セバスチャンて名づけたのは伯爵だし」


「ええっ、名づけの親!?」


それにしては、年がそう離れていないんだけど………あ!



「どこまでぶっ飛んだ発想なのですか?私の本名が、セバスチャンなわけがないでしょう」







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