第28章 私立リアリン学園!10時間目~ルイ&イケヴァン・アーサー~
「あ、あっ、んっ、イイ♥」
はっ、あ………また、イっちゃったぁ。
全身から力が抜けていき、ぐったりと横たわる。
けれど。
間髪入れずにスイッチを押す。
ヴイン、ヴインッ。
今度は、うねるような振動でナカをかき回される。
「ふぁっ、ん、これもイイ~ッ♥」
番号が書かれたチケットと、花束。
それらを横目に、その夜、ルイとアーサーを交互に想像しながら、何度も何度もイキ続けた。
その時の私は、今の学園生活がずっと平穏に続いていくものと思っていた。
アーサーとの出逢いが、すべてを狂わせていくとは、想像もつかなった―――。