• テキストサイズ

【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第28章 私立リアリン学園!10時間目~ルイ&イケヴァン・アーサー~




あ、そうだった―――!



起き上がって、バッグを開けると、チケットを引っ張り出す。

裏に書かれた数字をじっと見つめる。

電話してって、言われたけど………。

ルイにこのチケットを拾われた時、私は、絶対、電話しないから―――そう決めていた。

それは、ルイに対しての言い訳のようでもあった。



本心は………どうなんだろう。

こういう時って、どうするべき?

こんなふうに連絡先をもらった人って、皆電話するもの?

私から電話しなければ、何も始まらない。

このまま、おしまいにするか、次へ進むか―――。



意を決して、スマホを取り出す。

別に好きだとか、つきあってほしいとか言うわけじゃないよ?

電話したからって気があると思われるかな。

軽い女とは思われるかもしれない。

けど、きっと、アーサーは、私より遥か上をいく軽い人であるだろう。

電話番号だって渡し慣れてるだろうし。

だから、便乗してみよう。

大丈夫。

本気には、ならない。

私だって、冒険したいだけ―――。



ツ―――ッ。



身体の内側から、なにかが流れていくのを感じる。

ドロリと溢れ出して脚へと伝っていく自身の愛液。

………っ、なんで、こんなに濡れちゃっってるの?



もう一度、アーサーの顔が頭に浮かんでくる。

少しイタズラっぽく、明るい笑顔を向けるアーサー。

メガネをかけた真剣な横顔。

強い意思を秘めた瞳をして、ロビーで佇んでいたアーサー。



ああ、どうしよう。

こんな状態で電話したら―――今すぐ抱いて欲しいって言ってるようなもの。







/ 978ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp