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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第28章 私立リアリン学園!10時間目~ルイ&イケヴァン・アーサー~




は………あ。



額の汗を腕で拭って、呆然と天井を見上げる。



私ったら。

一人で想像して、こんなにすぐイっちゃうなんて。

本当に抱かれたら、どうなっちゃうんだろう?

いや、もう、ルイのあの瞳で見つめられただけで、イっちゃいそうだよ―――。



『君を連れて帰ってもいい?』



ルイの言葉が浮かんでくる。



あれって、ただの冗談だったのかな。

あの時、頷いてたら………今頃、まだ一緒にいたのかな?





ノロノロと今度こそ起き上がる。

ドレスを脱ぎ、ハンガーにかけると、そのままシャワーを浴びに行く。

少し冷たいシャワーで、火照った身体を冷ます。

一日の汗と汚れと疲れと、このどこか虚しい気分さえも流れていくといいのに―――。



ふう。



身体と頭にタオルを巻きつけた格好で、またベッドに横になる。

このまま眠ってしまいそうだ。

髪くらい乾かしたいとこだけど………もう限界。眠い。

今日は、朝が早かったし。

シドは大丈夫かな。あれから、ジル教頭が隠れ家に行ったのだとしたら、何を言われたのだろう。

ルイは、もう眠っただろうか。

音楽会で私より疲れてるだろうな。

今日の音楽会、楽しかったな。アーサーと伯爵がいたからかな。やっぱり一人より一緒に鑑賞する人がいるといいよね………。

目を閉じると、アーサーの顔が思い起こされた。



『コレ、俺の電話番号。絶対、電話して』







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