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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第28章 私立リアリン学園!10時間目~ルイ&イケヴァン・アーサー~




「お話し中、失礼します」



ビクンッ!



聴き慣れた声が入口の方から聞こえて、肩を震わせてしまう。

振り向くと、そこには、ジル教頭の姿があった。



「マイン先生もいらしてたんですね。今日は一段とお美しいですね。そのドレス、よく似合っていますよ」


「ありがとうございます………」


ジル教頭に、ニッコリと微笑まれて、ドキマギする。

いつからいたんだろう。さっきまでの会話って、聞かれてたりするのかな?



「ハワード卿、素晴らしい演奏でしたよ」


「ありがとう、ジル」



………ジル教頭とルイが話しているのを聞いていると、教師と生徒という感じがまったくない。

ルイの方が、上みたいな態度だ。

それに、『ハワード卿』って。

『卿』って、なんだろう。

伯爵とか大公とか、どういう地位なのか、どういう順序で偉いのか、全然わからない。

ただ、わかることは、ルイもその『偉い人』の中の一員だということ。

第一王位継承者って、言ってたもんね。

私には、ほど遠い世界だ。







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