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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第28章 私立リアリン学園!10時間目~ルイ&イケヴァン・アーサー~




「俺は、ただ、マイン先生のドレス姿が見たかっただけ」


「………?なんで?」



「そのドレス、すごく似合ってる。綺麗だね」


今度は、あまりにも突然過ぎる、ストレートな褒め言葉。



えっと………ルイ、どうしちゃったの?

急にそんなこと言われてもっ。



「あ、あの、私、なんで呼ばれたのかな。何か用事でもあった?楽屋まで来てよかったのかな」


いたたまれない思いに駆られて、モゴモゴと呟く。



「………マイン先生のドレス姿が、見たかったんだ。単純に、それだけ」


「え」


「だから、ここに呼んだ」


「………」



ええっ!?

もう一度、同じことを繰り返されて。

それって………急にそんなことを言われて、カアッと頬が熱くなっていく。

あ………ルイの頬も、心なしか赤くなっているよう。



ちょっと待って、ちょっと待ってよぉ。

ルイの意図が、まったく読めないって思ってたけど―――。



さっきまでのルイの言動を思い起こす。

シドと私がどうして一緒にいたかって………つきあってるのか気になってたってことだよね。

昨夜のシドの様子も………私とシドが何かあったんじゃないかって思って聞いたんだろう。

このドレスも、シドに買ってもらったってことが、引っかかってたみたいだし。



それって―――。

ルイはシドに、嫉妬してたってこと?



そう考えると、すべて辻褄が合う。



嫉妬するってことは、それは、つまり――――――。



嘘っ!?

ど、どうしよっ。



ルイの想いに気づいて、慌てふためく。

………まともに顔、見れないよぉ。







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