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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第28章 私立リアリン学園!10時間目~ルイ&イケヴァン・アーサー~




「………!?なんで、そうなるの?そんなんじゃないよ。私がまだ街に行ったことがないって言ったら、連れて行ってくれるって。一人で行くのも心細かったから一緒に行くことにしただけ」


ルイは、険しい顔つきをしたままだ。

一体、どうしたんだろう………。



「昨夜のシドの様子は、どうだった?何か………話したりとかした?」


「シドは、ずっと寝てたよ。夜中に起きて薬を飲ませたら、またすぐ寝ちゃったし」


「そう」


そこで、やっとホッとしたように息をつくルイ。



………ずいぶん、シドを気にかけてるんだな。なんだかんだ言っても、大事な幼なじみなんだろうね。



「私、怪我の状態がどうか詳しくは、わからないんだ。深く刺されたから起き上がれないくらいひどいみたいだけど、元気はあるよ。後でロベール先生に聞いてみるといいよ」


「………」


「ルイは、シドが心配なんだね」


「………俺は、マイン先生が、心配なんだ」


「あ、えっ、私?私は、どこも怪我してないよ?シドが刺された時は、一緒にいなかったし」


ルイの思いもかけない言葉に焦る。

私が心配って、どういう意味―――?







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