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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第4章 ピアノレッスン~シド~




「そうやって目ぇ潤ませて見つめりゃ、男は皆落ちるよな。………ルイとも、もうヤッたのか?」



「………っ、何言ってるのよ!そんなわけ………んっ、ん………」



―――途端に、シドの唇に、唇を塞がれる。

両の手で頭を挟まれ、壁に身体を押しつけられる………。



私の手から放たれた楽譜が、ハラハラと舞っていく―――。



苦しいほどに重なる、唇。

呼吸を求めて、口を開けると………待っていたとばかりに、シドの舌が入り込んでくる。



「ん………っ、シ、ド………やめっ………」



シドは顔を傾け、更にキスを深める。

両手でシドの胸を押し返そうとするも、びくともしない………。



―――っ!!!



頭を抑えていたシドの両の手が、一瞬離れたかと思うと、その手は私の両手首を掴み、強く壁に押しつける。

と、シドの片膝が、脚の間に入り込む―――。



「………っあ、………っ、やぁっ!」



ありったけの力で、抵抗するも………シドの力に、かなうわけがない。



このままじゃ………。



グジッ―――。



鈍い音とともに、シドが顔をしかめて、顔を離す。

「………痛ぇな」

精一杯の抵抗で、シドの舌を噛んだ。



「手、離して!」



口の中は、シドの血の味が広がっている………。

両の手首は、シドにしっかりと掴まれたままで、ジンジンと痛みを訴えている。

指が、痺れて動かない。

それでも………なんとか逃れようと手足を動かし続ける。



「暴れんな」



シドは、笑みを浮かべ、顔を近づけてくる―――。



「また噛みつかれたら、かなわねえからな………」

そう言うと、頬にシドの髪がサラリとかかり………。

耳のすぐ横の首筋に、キスをされる。



「………ぁ」



吐息とともに声がこぼれ、慌てて唇を閉じ………。







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