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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第26章 私立リアリン学園!9時間目~シド~




「わかりました。何か吹っ切れました。ありがとうございます」


「それなら、よかった。また何かあったらいつでも相談に乗るよ」



ロベール先生にお礼を言って、職員室へと戻った。





カチャリ。



鍵のかかった引き出しを開ける。

前に、ジル教頭からもらった芽瑠先生のファイル。

パラパラと3年生のファイルを捲っていく。

続けて、2年、1年のファイルを同じように捲り、パタンと閉じる。



思ったとおり、シドのページだけがない。

初めはあったのかも。ジル教頭が、渡す前に抜き取った可能性が高いよね。



わかったよ、わかりましたよ。

これ以上シドのことを追求するのは、やめますよ!



明日、出かけるのは、『教師と生徒』では、ないけど。

―――出かけるくらい、いいよね。



私は、もう一冊のファイルを開ける。

街の地図や、おすすめのお店のページに見入る。



明日を楽しみにしても、いいよね?







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