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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第26章 私立リアリン学園!9時間目~シド~




「シドとは、学園内での教師と生徒としての関わりは構いませんが、それ以上の接触を持たないようにお願いします」


「どうしてですか?あの、特命って、どんなことをするんですか」


「それは、貴女の範疇ではございません」


「さっき、危険って。そんなに危ないことなんですか?」


「これ以上は、お教えできません」


「なんでですか?学園のことなら、私にも知る権利がありますよね?」


「いいえ、ございません」


「ございあります!いつも私の意見は受け入れてもらえないし、これ以上聞くなと一方的に遮られるし。秘密にしろと言うならそうします。私は誰かに話したりするつもりはありません。だから、せめて、私が疑問に思ったことだけでも答えてください!」



フウ―――ッ。


肩で荒く息をつく。


言っちゃった、言っちゃったよぉっ。

こうやって意見言う人なんて、きっと私くらい。

けど、これで、何かが変わる。

真剣に訴えれば、応えてくれる。



そう思ったのに………。





「お答えすることは、何もありません。お話することは以上です。まだこの件に関与するおつもりでしたら、こちらとしても最終手段を取らざるを得ません」



え?

最終手段?



「それって、クビにするってことですか」


「………お察しください。マイン先生、貴女は教師です。ですから、教職に専念していただきたいのです。よろしいですか?」


「………」


また、いつものように有無を言わせないジル教頭の威圧的な態度。



私は、ただ頷くだけで、これ以上は何も言えなかった。







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