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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第26章 私立リアリン学園!9時間目~シド~




「すみません。最重要任務にしては、猫缶代は、シドが自分で出してるみたいですけど?それなら、学園で負担するのが筋だと思うのですが」


「猫缶?」


「はい」


「猫缶?」


ジル教頭が、また繰り返す。



「………はい」



えっと、なんか………いきなり、場の空気が変じゃない?





「ジル教頭、話がくい違っているように思うのは、私だけでしょうか」


学園長が、静かに言う。



「………私も、そのように思います。申し訳ございません。どうやら、私のミスのようです」


ジル教頭が、学園長に頭を下げる。



事態がよく飲み込めないんだけど………少なくとも、『特命』が猫にエサをあげることではないとは、理解した。

ジル教頭は、私に向き直って―――。



「こうなっては、お話するより仕方ありませんね。シドは、生徒のふりをしていますが、実情は、学園の特命を受けて動いております」



………生徒のふり!?







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