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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第26章 私立リアリン学園!9時間目~シド~




「安心してください。私も一応、経験がありますし」


昔、近所に住み着いたノラ猫にエサをあげてたことがあるからね。

ノラ猫は人間に対して、どうしても警戒心が強いから、油断すると怪我を負うこともある。



「そのような経験があるとは、初耳です」


「けっこう慣れてる方ですよ」


「慣れてる?」


「はい。それに、私、こういうコト好きなんで。性分に合ってると思います」


「………とても、そうは見えませんが」


ジル教頭は、驚きに目を丸くしている。



………そんなに驚くことかなあ。



「マイン先生は、この件に関与すべきではありません」


「でも、私、シドが手いっぱいの時は、お手伝いする約束をしたので。シドも了解済みです」



『代わりにエサあげてほしい時は、電話してきていいよ』って言ったら、『そういうことなら、頼りにしてやる』って言ってくれたもんね。



ジル教頭が、フウッとため息をつく。



「マイン先生。シドへの特命は学園の最重要任務で、お遊びではありませんので」


「最重要任務………」



猫にエサあげるのが、学園の最重要任務って!

この学園では、猫が崇拝されてるのかな?

神様として祀ってるとか?







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