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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第26章 私立リアリン学園!9時間目~シド~




「貴女は、シドの秘密を知ってしまったようですね」



………?

シドの秘密?

一瞬、何のことか理解できずに、ポカンとしてしまい………。

それから、気づく。



ああ、猫にエサあげてることか。

………って、えっ、もうバレちゃったの!?



「あの、シドを責めないでください。シドはシドなりに思うところがあるようですし………」


「それは承知しております。シドには、こちらからお願いをしているのですから」



え?

思いがけない言葉が返ってきて驚く。

えっと、つまり、学園側から、猫にエサをあげるようにお願いしてるってこと?

そういえば、シドもすごくかわいがってたもんね。

この学園では、猫は大事にされてるんだね。



「私も可能な限り、お手伝いしたいと思います!」


「………マイン先生が、ですか?」


「………?はい、もちろん。シド一人では大変ですし」



一匹や二匹じゃないもんね。



「それは、賛成しかねますね。時には、危険をも伴いますので」


危険?

………確かに、猫に引っ掻かれたりすることもあるからね。



「でも、そんな危険ってほどではないかと。大袈裟過ぎません?」


「貴女に何がわかるのですか?」



妙に厳しい口調のジル教頭に、違和感を覚える。







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