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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第26章 私立リアリン学園!9時間目~シド~




後を追いかけ、学園長室へと向かう。

この学園では、大抵のことはジル教頭が仕切っていて、注意勧告やお咎めは、もっぱらジル教頭の役割だ。

そして、『それ以上』の場合のみ、学園長に呼び出しをくらう。

思いあたることと言ったら、あの写真のことくらい………。

けど、私のことは調べ済みなわけだから、承知のとおりフーゾクとは無関係だし、今更、過去のバイトのことでどうこう言われるはずはない。

だとしたら、考えられるのは―――。



あの写真を貼った犯人が見つかったのだ!





「失礼致します」


続いて、学園長室へと入る。

ここに入るのは、初日以来だ。

ということは、学園長に会うのも初日以来。



「マイン先生、学園はどうですか?少しは慣れましたか」


「はい」


目の前の学園長に緊張しながら返事をする。


「先生や生徒達からも信頼されて教え方もよく、とても評判がいいです。これからも頑張ってくださいね」


「ありがとうございます」


私は、深々と頭を下げ―――。

あれえ?もしかして、褒めるために呼ばれたのかな?

チラリと斜め前に立つジル教頭を伺う。



うっわ、険しい顔してるっ。



「………では、本題に入らせていただきます」


ジル教頭の、いつになく緊迫した様子に思わず身震いする。

な、何を言われるのだろう―――。







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