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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第26章 私立リアリン学園!9時間目~シド~





『明日、遅れんなよ』


………!!



ためらっていたら、シドの方から、そう切り出してくれた。



「そっちこそ。時間厳守だよ」


そうして。

私達は、笑い合いながら電話を切った。



ドアを開け、校舎の中へと入る。

ハンカチで吹き出た汗を拭う。



肩に触れたシドの大きな手。首筋にかかった息。手首を掴んだ骨ばったゴツイ指―――。



思い出すと、顔が熱くなっていく。



シドといると楽しいと思う反面、なぜか不安になる。



なんとなくだけれど………嫌な予感がする。

気のせいだといいのだけど―――。







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