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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第26章 私立リアリン学園!9時間目~シド~




「先公はラクでいいな」


「毎時間サボってる人には、言われたくないよ。でも、本当に授業出ないと卒業できないよ?このままじゃよくないってわかってるよね?ねえ、私でよかったら、いつでも教えるよ」


立ちあがりながら、そう言うと。



「なら、教えてもらおうか」


シドも立ちあがって、急に距離を詰めてくる。

ハッとした時には、肩を掴まれていて。

息が触れ合うほどに、顔が近づいていた―――。



「俺のコト気にして、こんなひと気ねえトコまで追いかけてくるなんてよ。マイン、お前、俺に惚れてんのか?」


「は!?そんなわけないでしょ!」


呼び捨てにされて、ドキンとする。



「白衣姿ってのも、またイイな。実験してみるか?ドコをどうすれば、感じるか、とか」



ツゥッ。

白衣の襟を指で辿る、シドの指。



「な、何して………」


シドの射抜くような瞳に、ビクリと身体を震わす。



「男と女の化学反応ってヤツだよ。マイン先生、経験少なそうだもんな。代わりに俺が教えてやるぜ?」


「わ、私は勉強の話を………っ」


「こういうのも社会勉強だろ」



フッ。


首筋に息を吹きかけられて。



「ちょ、やめっ」



―――逃げなきゃ。

そう思うのに、足がすくんで、動けない。

どうしようもできなくて、ギュッと目を閉じる。







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