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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第26章 私立リアリン学園!9時間目~シド~




なんだか………足元でカワイイ声がする………?



ミャア。

ニャア、ニャー、ニャー。



え、えっ、なんで?

なんでかわからないけど、いつのまにか、たくさんの猫に囲まれていて………。

えっと………。

この猫達、どっから来たの?

湧いて出てきたかのように、辺りは猫だらけになっている―――!



「うっわ、これって、どういうこと?シドって、動物使いなの?」


「動物使いって、何だよ」


よく見ると、猫達はピチャピチャと地面を舐めている。



あ、もしかして、さっきの中身?

廃人………じゃなくて、廃猫になっちゃう!



「ダメだよ、それは………」



―――と、私は、自分の手に持っている缶を見やる。



「食いつきが違うモグニャン………って、え………」


ラベルを読みあげていき………途中で気づく。

え?

これって………キャットフードォ?



「あの、これ、もしかして、猫缶?」


「見りゃ、わかるだろ」


「………ってことは、シドが、エサあげてるの?」


「ああ」



シドが、しゃがみこんで猫の頭を撫でている。



はあ?

『シドと猫』って………。

意外過ぎる。

どう考えてても、『シドと麻薬』の方がシックリくるわ。







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