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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第26章 私立リアリン学園!9時間目~シド~




と。

―――いた!



意外と近くに、シドの姿をみつける。

少し先の校舎と校舎の隙間で、こちらに背を向けて何かしている。

シドのいる方は日陰になっていて、様子が見えない。



「シ………」



声をかけようとして、口を塞ぐ。

そして、急いで身を隠す。



………今日は、隠れてばかりだな。

そんなことを思いながら。

もう一度、慎重にシドの姿を覗き見る。

考えてみれば………こんな、ひと気のないトコで何してるんだろう。

こういうトコで、ワルがやるコトってのは、相場が決まってる。



タバコだよね!



あっれ?

でも、シドは、もうタバコ吸ってもいい年齢で。

いやいや、年齢の問題じゃなくて、学校でタバコってのが、いけないんだよね?



おっと、それは、さておき―――。

タバコを吸いに来たわけじゃないとしたら?

もっとワルって、何するんだっけ?



ハタと思いつく。

まさか………クスリ、とか!?

もちろん、クスリって言ったら、アレよ、アレ。

麻薬ってコト!

知識が無さ過ぎて、どんなモノか、まったく想像つかないんだけど。

やり過ぎると、頭がおかしくなって、下手したら廃人になっちゃうんだよね。







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