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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第26章 私立リアリン学園!9時間目~シド~




~秘密~





考えることがたくさんある。

黒崎のことは、もちろんだけど。

明日、土曜日には、シドと出かける約束をしている。



『二時にそこ、校門で待ってろ。買い物して、夜は飲みに行こうぜ』


そう言われたけど。

教師と生徒が一緒に出かけてもいいものなのかなって、ずっと考えてて。

それを話したかった。

話したところで、出かけるのをやめようとは思っていない。

シドも、きっと、そう言うだろうし。

だって、元から私が『先生』ってわかってて誘ったわけだから。

………なんだか、一人で不安を抱えているみたいで。そんなこと、心配しなくていいって言ってもらいたくて。



私は、答えが決まっている相談をしようとしている。



―――どんな理由でもいいから、シドと話がしたい。今すぐに。



………なんて、思っていても仕方ない。

3年1組の教室から制服姿で出てきたシドを思い出す。

あれ以来、シドには会っていない。

どの授業も出席している感じではなかった。というか、学園内にいるかどうかも怪しい。

それは、毎度のことで。

いつも、何やってるんだろう?

また留年しちゃうよ。

そうだよ。探しだして、お説教してやらないと!







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