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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第26章 私立リアリン学園!9時間目~シド~




足を速め、資料室へと向かう。



と―――。

角を曲がろうとして、慌てて思い留まる。



廊下の先に、黒崎がいる―――!!

曲がり角に隠れ、そっと覗き込む。



一緒にいるのは………ミシェル?



え、まさか、黒崎のヤツ、生徒に手を出してるってこと!?

………助けなきゃ!



そう思った、その時―――。



「役立たず」


低く、冷ややかな口調で、その言葉を発したのは、ミシェルの方だった………。



壁に寄りかかり、腕組みをして、黒崎を一瞥している。

ミシェルが振り払うように片手を振ると、黒崎は、苦々しい顔つきをして去って行った。



「教師のくせに、頭悪すぎ」



黒崎の後ろ姿に向かって、吐き捨てるように呟くミシェル。



………。



えっと………あのぉ、今のって、ミシェル?

や、いつも発言キツイよ?けど、あんなガラ悪くないよね?

見た目、超お嬢様なんだけど。

い、今どきのコだからね、こういうもんか?

すっかり、ビビってしまった私………。



おっと!

ミシェルが、こちらに向かって歩いてくる。



まずいっ!



辺りを見回し、急いで近くの教室に入り込み、ドアの影に隠れる。







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