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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第24章 私立リアリン学園!8時間目~ルイ~




「マイン先生は、この学園の教師になって、よかったと思ってる?」


「あ、私?」


唐突に話を振られて、一瞬、戸惑う。



「そりゃ、もちろん。だって、ずっと教師になるのが夢だったから」


「夢、叶ってよかったね」


「うん、すっごく幸せだよ」



しばしの沈黙ののち、ルイが意を決したかのように息を吐く。



「マイン先生をこの学園の教師にって推薦したの、俺なんだ」


「え?」


思いがけない言葉に、驚きの声を上げる。



「マイン先生の授業は受けたことなかったけど。すごく教え方が上手くて、いい先生だって評判だったから」


「やっぱり、ルイもあのゼミに通ってたんだね」


「うん。夏休みの間だけ」


「あれ以来、一度も会わなかったけど、古典を選択してなかったってこと?」


「特進コースだったから」


「特進!?」


ゼミの中でもトップのコースだ。

そんなクラスを、臨時講師の私が担当するわけがない。

教室も他のクラスとは別だったから、会うことがなかったのも当然だ。

それなのに、私の評判が聞こえてきたって………。



「私がこうして教師してるのって、ルイのおかげなんだね」


「違う。それは、きっかけにすぎない。他にも候補者はたくさんいただろうし、マイン先生は、選ばれて教師になったんだよ」


「じゃあ、きっかけを作ってくれてありがとう」


お礼を言うと。



「どういたしまして」


ふっと笑みを浮かべるルイ。

あまりにも麗しいその笑顔に、息をすることさえも忘れそうだ―――。







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