第24章 私立リアリン学園!8時間目~ルイ~
―――嬉しい。
こんなふうに言ってもらえるなんて………。
勉強を教えるだけが教師じゃない。
人生の選択肢を導いたり、後押しをしたり。
生徒達には、より良い道を自ら進んで行ってほしいから。
生徒………。
私………本当に、『教師として』生徒の夢を聞こうとしている?
それだけじゃない気がするのは、どうしてだろう。
ルイの端正な横顔を見ていると、困惑してくる。
何だろう、この気持ち。
熱く込みあげてくる、例えようのない、この感情。
これって。
恋―――?
………って、何考えてるんだろう!
おかしな考えを振り切るように、頭をブンッと振って。