• テキストサイズ

【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第24章 私立リアリン学園!8時間目~ルイ~




「………確かに、私には関係ないことかもだけど………私は知りたいって思ってる。それじゃダメかな?」


絞り出すように言葉を紡ぐ。

少しだけ、声が震える。



「………」


「きっと、ルイが話さなくても誰かに聞いていろいろ知ることになると思う。けど、そんなふうに噂話のように知りたくない。ルイのことは、ルイの口から聞きたいんだ」


まっすぐにルイを見つめ続ける。

その瞳は、憂いを帯びて揺れている。



「私には王位継承とか難しいことは、わからないけど。そういうのって、本人だけの問題じゃないから、いろいろ複雑なんだろうけど。それでも、ルイがどうしてもって言うなら、私はルイの夢を応援するよ」


これだけは、言いたくて。わかってほしくて。

祈るような思いで、一気に告げた。

すると、ほんの少しだけど、ルイの顔つきが和らぐ。



「本当は、まだ迷ってる。どうすればいいのか、どうしたいのか………いつか、考えがまとまったら、マイン先生に話したい。聞いてくれる?」


「もちろんだよ!」


「うん。ありがとう」


ルイのその言葉に、キュウッと甘く締めつけられる。







/ 978ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp