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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第24章 私立リアリン学園!8時間目~ルイ~




そう思って、軽く目を閉じ、浸っていると。



「………っ!!!」


突然、ドアが開いて、体勢を崩れて後ろに倒れ込みそうになる。



転ぶ―――っ!!!



と。

そんな私を支えたのは、ほかならぬルイだった。

後ろから両腕を掴まれ、抱きとめられている―――。



「急にドア開けてごめん。大丈夫?」


「あ、うん、なんとか」


首だけルイの方を向けると、鼻先が触れそうなほどの距離にお互いを感じて、私もルイも同時にハッとして、慌てて離れる。

ルイは、そのままピアノの方に向かって行き、椅子に座る。



「私がいるって、わかってたの?」


「そのガラスに影が映ってた。誰かまでは、わからなかったけど………何してるのかと思って」


「昨日は邪魔しちゃったから、今日はここでルイのピアノ聴いてたんだ。また聴きたいって思ってたから。もしかしたら、ルイがいるかなって………」


そこまで話して………。

アッと手を口にあてて、途中で黙る。



私ったら、何言ってるんだろう。

これじゃあ、ルイに逢いたくて来たって言ってると同じだよね。

―――恥ずかしいっ。



「私、また邪魔しちゃったね」


「………前も言ったけど、マイン先生は、邪魔じゃないから」


ぼそりと。

そう言って、目を逸らされる。







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