第24章 私立リアリン学園!8時間目~ルイ~
何なの?何なの!何なのよ!!!
怒りが込み上げて仕方ない。
昨日だって、何もされてないとはいえ、怖い思いをした。
その張本人に、更にこんな屈辱的なことをされて。
黙っていられるわけがない。
張本人―――黒崎。
ジル教頭は、違うって………?
どうして言い切れるのよ!
私の話なんか、まるで聞き耳持たないって感じで。
も~~お、あったま来た!!!
どの時間も、どこのクラスでも、同じように囁かれて。
けど、こんなことくらいで、めげてられない。
闘ってやる!
逆にメラメラと闘志が湧き上がってきていた。
それでも、生徒達の好奇な目に耐えられずに、心折れそうになったりもして。
やっと、すべての授業が終わった時には、グッタリと疲れ果てていた。
ズッシリと、鉛の塊を背中にしょっているみたい。
足取りも重く、校舎内を歩いている―――。
授業が終わって、すぐに職員室に戻ったけれど、ジル教頭はいなかった。
仕方がないので、今こうして、ジル教頭を探し回ってるとこだ。
いない。
いつも、職員室にいるくせに、なんだって今日に限っていないのよ!!