第24章 私立リアリン学園!8時間目~ルイ~
授業が終わると、すぐに走り出した。
職員室へと向かって―――。
ガラッ!!!
勢いよく職員室のドアを開け放つ。
中にいた先生ほぼ全員が、こちらを見る。
………。
見回しても、黒崎は、いない。
ジル教頭と目が合った。
「黒崎先生は、どこですか!」
「今日は、お休みですが」
ジル教頭が、険しい顔つきをしながら、こちらへ歩いてくる。
休み?
『二度とマイン先生に手出しできないように、もう一回クギ刺しておくけど』って、ルイは言ってたけど。
まさか、ルイが?
「休みって、何でですか?」
つい、掴みかかるように声を荒げる。
「風邪気味とのことで、病院へ行かれました。黒崎先生に何かご用で?」
「………」
風邪気味?
それじゃあ、ルイが何かしたわけじゃないか。
けど………。