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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第24章 私立リアリン学園!8時間目~ルイ~




キンコンカンコン~ ♪



すぐにでも黒崎を問いただしに行きたかったけれど、容赦なく予鈴が鳴り出した。

ヤキモキしたまま、1時間目の授業へと、2年1組へと向かった。





「おはようございます!」


顔を上げ、堂々と挨拶をする。

けれど、生徒達は、ヒソヒソ話をするのをやめようとしない。



「静かに!」


できるだけ威厳のある声を出す。

すると。



「マイン先生は、メイドの時は、どんなコトを教えてたんですかあ?」


「あー、俺もご奉仕してもらいてぇ」


ニヤニヤと、意味深な発言をする男子生徒達。



………顔が、ひきつっていくのを抑えられない。

ギュッと唇を噛みしめる。



チッ、とカインが舌打ちをしている。その横で、いつになく真剣な表情でこちらを見ているノア。

立ち上がろうとするカインを、慌てて目で制する。



ここで反論しても炎上するだけ。

事態は、何も変わらない。



ワイワイと騒ぎ立てる生徒達になすすべもなく、ただ、両手を握りしめた。





―――バンッ!!!



突然。

机を叩く大きな音に驚いて、皆は一斉に後ろを振り返る。



「授業、始めて」


ルイの静かな声が、教室に響き渡る。



今の………ルイが?



「何?」


クラスメイト達を、冷たい表情で一瞥するルイ。

その迫力に押され、誰もが正面を向き、黙り込み、教科書を広げ始める。



私は、その様子にホッとして授業を始めた。







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