• テキストサイズ

【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第24章 私立リアリン学園!8時間目~ルイ~




と、ルイはゆっくりと歩き出す。

ふうっと息をついて、ルイの後を追って入って来た方へと戻る。



「楽譜、こっちにあったよ。行事用の棚」


「あ、うん、そっか」



入口に一番近い棚には、『行事』と書かれている。

左側の楽譜には、『課題曲』と書いたラベルが貼ってあり、クラスごとに置いてある。

そのすぐ横に、『自由曲』の楽譜が曲名順にズラリと並べられている。

ルイは、そこから楽譜を取り出してパラパラとめくっている。

私も、気を取り直して明るく言う。



「弾けそうなのを何曲か選んでくれる?その中からクラスの皆に決めてもらおうと思って」


伴奏できる曲の中から決めた方がいいよね。

ピアノの練習も大変だし。

そう思って、提案したけれど………。



「ここにある曲は、だいたい弾ける」


「え、そうなの?」


「うん。だから、うちのクラスのイメージに合う曲を、マイン先生が選んで」


「私が?でも、私まだ2年1組のこと、よく知ってるわけじゃないし………あ、ねえ、一緒に選ぼう!」



一瞬、戸惑った表情をして、頷くルイ。



「………うん。じゃあ」



そうして、私とルイは楽譜を取り出す。







/ 978ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp