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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第23章 私立リアリン学園!昼休み~シド&ルイ~




と。

校門の方から、人影が現れた。

誰かが、こちらに向かって歩いて来る。



その姿が見知った人だと気づいて、声を掛ける。



「シド!」


「よお、マイン先生。それとお姫様か。意外な組み合わせだな………って、そんなことねえか。生徒会組だもんな」


「その呼び方、やめていただけます?私は、お姫様でも何でもないですから」


そう言って、スタスタと歩いて行くミシェル。



「待ってよ、ミシェル」


私の呼びかけにも足を止めることなく、やがてシドを通り過ぎ、構わず宿舎へと向かって行くミシェル。

そんなミシェルを気にするふうでもなく、シドは私に近づいて来た。



「こんな遅くまで生徒会か?」


「集計作業だったの」


「総会のか。宿舎の行き来自由って校則は、どうなった?」



………誰もが、同じこと気にしてるんだね。



「却下だよ」


「そりゃ、残念だな。行き来が自由になりゃ、マイン先生の部屋で好きなコトできたのにな」


ニヤリと笑うシド。



「………っ、す、好きなコトって何よ!?」


「マイン先生が今考えてる、ヤラシイコトに決まってんだろ」


「あ、あの、私はヤラシイコトなんか、考えてない、し………」


う………い、言い当てられてしまった………。

つい、しどろもどろになってしまう。

だって、シドが言うことだから、そういうコトかなって思っちゃうじゃん!







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