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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第23章 私立リアリン学園!昼休み~シド&ルイ~




手元の投票用紙がなくなり、一息つく。

アルバートとノアはそのままパソコンで集計作業を続け、カインとレオは合宿の会計を始めた。



「手の空いた者は片付けを始めてくれ。マイン先生とミシェルは、先に終わるといい」


ゼノ様が、言うと。



「では、お先に失礼します」


ミシェルは、さっさと帰り支度をし、立ち上がる。


「私は、もう少し手伝います」


ジル教頭にお願いされたし。

顧問として、最後まで見守った方がいいかなと思って。



「外も暗くなってきたようだ。いくら学園の敷地内とはいえ、夜道であることに変わりはない。ミシェルを一人で帰すわけにもいかない。マイン先生も一緒に帰ってもらえないだろうか」



あ、そうか。

そういうことだったのか。

ゼノ様の気遣いを感じて、素直に頷いて立ち上がる。



「俺もおしまいにしよっと!これ、シュレッダーに掛けて帰りますね。行こ、マイン先生、ミシェル様。じゃ、お先に~」


ユーリが集計用紙の束を持って、私達に続いて生徒会室を後にした。

シュレッダーに向かうユーリと途中で別れ、ミシェルと二人で校舎を出て、宿舎へと向かう。



二人で並んで歩いているけれど。

………会話が、ない。

思いつかないし!



校舎を出てから、そんなに距離があるわけじゃないのに、なんだか妙に長く感じる………。



いろいろ考えを巡らせるけれど。

やっぱり、何も浮かんでこないよぉ。



仕方ないので、ただ黙って歩いていく。

チラリとミシェルの方を見る。

ミシェルは、そんなこと気にしていないようだ………。







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