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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第23章 私立リアリン学園!昼休み~シド&ルイ~




~試合~





次の日、日曜日の朝。

今日は、サッカー部の試合だ。

もうすでにサッカー部員は、グラウンドへ向かっていて、私達は片付けを済ませてから応援に行くことにしていた。



「マイン先生、ゴミここにあるのだけ?俺、捨てたらそのままグラウンド行っちゃうけど、他に何かある?」


「ううん、大丈夫だよ。ユーリ、ありがとう。私も最後の見回りしたらすぐ行くね」



合宿所に誰もいなくなるので、私は、戸締りの確認に行く。





―――今日も暑い。

外に出ると、もうすでに太陽はギラギラと照りつけている。

皆より少し遅れてグラウンドへ着いたけれど、試合はまだ始まったばかりだった。

他校の生徒もたくさん応援に来ていて、グラウンドは活気に溢れている。



他校生側からもアランへの声援が聞こえてくるんだけど………。

やっぱり、すごい人気なんだね。



人垣の切れ目がなかなかなくて、グラウンドがよく見えない。

どこかにいい場所はないかと歩いていく。



ん?

明らかに、浮いてる人が一人いる―――!



長身の彼は、制服の生徒が多い中、この暑いのに一人だけ濃紺の上着をまとい、腕組みをして鋭い目つきで佇んでいる。

でも、彼が一人だけ浮いてると感じた理由は、それだけじゃない。

不思議なことに、彼の視線は、グラウンド上の試合には注がれていないのだった。







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