第22章 私立リアリン学園!~カイン~ 情熱編
「え、あ」
俺の言いたいことを理解して、更に顔を赤くするマイン。
恥ずかしそうにしながら身体を動かすもんだから、おさまりかけた俺のモノは、ムクムクと反応し始めてる。
果てたばっかだってのに………。
「カインって意外と几帳面だよね。A型?………ってことは、ないかあ。俺様だもんね。自分勝手なB型でしょ」
「は?自分勝手、は余計だ。全国のB型に謝れ」
「全国のB型って、何それ」
可笑しそうにマインが身体を揺らす。
ヤバイって。
んな、締めつけんなよっ。
「いいから、俺の腰に脚、掛けろ………そう、そんでほら、しっかり掴まれ」
俺の腰に脚を絡め、首に腕を回す。
マインを抱えこむように、湯船から上がる。
ザバンッ。
全身からポタポタと滴らせて、洗い場の前で立ち止まる。
鏡に映る俺達の姿に、まじまじと見入る。
ぶら下がるように俺にしがみついているマイン。
これで、お互いの中心は、まだ繋がったままなんだからな。
なんか、変な気分だ。
「お前、コアラみてえ」
俺は、照れ隠しに冗談めかして、そう言う。
すると、マインのヤツは、
「じゃあ、カインはユーカリの木だね」
なんて言いやがる。
「なんで、俺様が木なんだよ!」
「自分で言い出したんじゃない!」
そう言って。
お互い、顔を見合わせて笑う。