第22章 私立リアリン学園!~カイン~ 情熱編
コイツといると、不思議な気持ちになる。
なんでだろう………。
こうして笑い合う、他愛のないやり取りが、くすぐったいくらい心地いい。
他には何もいらないって、本気で思える。
こういうのを、ささやかな幸せって言うのか?
―――いや、これ以上ないくらいの幸福感だ。
「やん、カインの………カチカチだよ」
気づけば俺のモノは、言われたとおりカチカチのギンギンだ。
「刺激すんなよ」
「………っ、私は何もしてないよ」
そう言いながらも。
ソレを包み込んでジワリジワリと締めつけてくる。
「やっぱ、もう一回スルか?」
「えっ、でも、もうミーティングの時間が………」
「んなもん、どうでもいい」
「どうでもよくないでしょ………ぁん」
俺は、その場へマインを寝かせると、確かめるように、性急に腰を動かす。
「はぁっ、んっ」
ズッ、ズッ。
「んっ、ふ、ぁん、あっ、あ………っ」
お互いが擦れ合う音とマインの喘ぎ声が、浴室に響く。
―――何度も、何度でも、こうしてマインと愛し合いたい。
時間なんか、クソくらえだ。
俺は、再びマインを存分に味わうことにした。
浴室には、まだしばらく、甘い声が響き渡っていた―――。