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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第22章 私立リアリン学園!~カイン~ 情熱編




「大丈夫かよ?」


ザバリッと。

お湯をかき分けて近づいてくるカイン。



「お、おね、お願いだから、パンツくらい履いてよぉ!!!」



「は?………あっ………」


カインは、やっと事の次第に気づいて、頭の上に手をかける。

その仕草で、タオルを腰に巻きつけたんだろうと推測できた。



もう、私はパニクり過ぎて、お湯の中にへたりこんだまま、立ち上がることができないでいた―――。



「なあ。見られたの、俺。恥ずかしいのは、こっちなんだけど?」



「し、知らないわよ、そんなのっ」



………もう、思い出させないでよ―――!!



「おい」


途端にカインに腕を掴まれる。



「きゃぁぁ~~~!!!触んないで!」


「バッ、んな大声出すんじゃねえ」


カインは、慌てて腕を強く引き、もう片方の手で私の口を塞ぐ。


「んっ………んんっ」


「頼むから、大声出すなよ。いいか?」



私の耳元で静かに言う。

カインの息づかいがすぐそばに感じられて、それだけでもうのぼせてしまいそうだ―――。



私は、やっとの思いでコクコクと頷く。

ゆっくりと口からカインの手が離れて行くと。

今度は、腰に腕が回され………。



「え………ちょっとっ!!」



身体が浮き上がったかと思うと、フチに座らせられた。

少し距離を取って、私を見下ろしているカイン。



「何勘違いしてんだよ」


「だ、だって………」


私は、恥ずかしさで顔を上げられない。

目の前のカインは、多分、タオル一枚で………。







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